インテリア・住宅・建築・生活・趣味・季節感に関わる四方山話. ちょっと素敵な物・事・景色・日常などを紹介したいと思います。
[20090308]
kannnonnji001

高校一二年生の時好きだった女の子が、一月ほど前に亡くなったという話を彼女の家の近所に住む木工作家から昨日聞いた。

突然の事で言葉を失った。

5年ほど前、高校の普通科・商業科・家政科合同同窓会の時姿を見たのが最後だった。
多少目じりにしわはできてはいたが、相変わらず素敵な笑顔で恩師に花束を渡したりしてその頃の際立った様子を忍ばせていた。

私のほうは、殆ど片思いですので普通科の私と商業科の彼女では話なんかは殆どありえない。
このときも密かにお顔を拝見したに過ぎません。(笑)

あの頃中学の三年生、高校入試の実力テストに地域の中学校全校生徒が受けに来ていた模試会場で彼女を見つけたのだった。
麻丘めぐみにちょっと似た、少し八重歯な彼女。
笑顔がとても素敵だった。

高校に入学して彼女を見つけたときは心が踊ったのを昨日のように思い出す。

月並みに廊下でのすれ違いや、集会の時に姿を探したりなんかしては心をときめかせていた。

秋も深まったある日、同じクラスの女の子で彼女と一緒の中学出身の子が、仲を取り持ってくれて一緒に下校することになった。
彼女と私は学校では珍しいバス通学だったのだ。(殆どの学生は自転車通学)

バスステーションまでのほんの10分ほどの道のり。
その嬉しさとどきどき感といったら・・・・・(喉から心臓が出そう!!)

秋の日が落ちて薄暗くなりつつある学校の校門に図書館、体育館、プールと通じるプロムナードで待っていると少し小走りでやってきた彼女。

「遅れてきて御免」っていいながら、突然私の手を握ってきた。(今思うとなんて手馴れていたんだろう!!って想いますね)
それから手をつないでの10分間は何を話したのかは全然覚えてはいない。

ただ、温かく汗で湿った、小さく少し皺っぽい手の感触が心に残って、思い出すと今でも蘇るみたい。

彼女とさよならの挨拶をして別々のバスに乗って帰る頃には日もとっぷりと暮れて、プルシャンブルーの空にみずみずしい星が輝いていた。
知らず知らずの内にその頃はやっていた五木ひろしの「夜空」が口から出て来た。「あの娘~~何処に居るのやら~~星空の続く~~あの町辺りか~~細い~~風の口笛が~~恋の~~傷跡に沁みる・・・・・・・・」

彼女は、運転中にくも膜下出血を起こしU字溝に脱輪している所を発見され救急車で搬送されるも手遅れだったとの事。

今まで、何とか生きている事で現実感を保っていた記憶が。
急に幻のように思われて、実態を失ってゆくのが辛くてたまらない感じです。

私の記憶の中の彼女の笑顔もいずれは消滅してしまうでしょう。




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