
ほんとに美味しいかどうかは判っては居ない。
ただ不味いコーヒーだけは判るようにはなった。
だから不味いコーヒーを飲まないために、決め事をしている。
今日はその決め事の一つをこなしてきた。
コーヒー豆が無くなる2日ほど前になると必ず電話する所がある。
岡山駅から程近い西側緑道公園に面した昭和30年代のビルの一階にある岡ビル商店街の中にある<コーヒー亭>に電話を入れるのだ。
会話は「コロンビアスプレモ500g280秒で豆のままで取りに伺います」只それだけ。
そして午後にピックアップをする。
280秒焙煎すると俗にシティーローストというやや深めの焙煎になる。
夏になると同じ豆をアイスとホット両方に使うので少し煎りが深くなる。
だいたい焙煎すると500gの生豆は400gになってしまう。
持って帰った豆はその日は絶対に使わない。
少し落ち着かせないと、渋味が出てくるような気がする。(これも気のせいでしょうか)
封を解いて少し自然の風を入れてやる。
出来れば2日ほどそうして放って置いてやる。
暇な時はそれを手回しのカリタのミルで轢き、忙しい時はカリタのセラミックミルという電動ミルで轢く。
アイスの時は細かく轢いて水で出すので手回しを使う。
これは粉が油を持っているのでこれが歯の間に挟まって固形化して電動で動かなくなるからだ。
ホットの時は中挽きにしてネルドリップにする。
そうして一回に付き計量スプーンで4杯を入れると、だいたい17回ほどこの作業ができると言う事になる。
因みに約2週間で飲み切るというローテーションが出来上がっているのだ。
極上の時間はこの手轢きのコーヒーを音楽と供に楽しむ時だ。
さて今日は何と一緒にコーヒーを飲もうか。