インテリア・住宅・建築・生活・趣味・季節感に関わる四方山話. ちょっと素敵な物・事・景色・日常などを紹介したいと思います。
[20090920]
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さてお腹が膨れたら、まあ少しアートな雰囲気でも。
と言う事で地中美術館へ。
いろんな人からいろんな事を聞いていたので、自分で確認しておくべきかと思っていました。
ある人なんか、「これは般若信教じゃあないのか、オームの世界とどう違うんだ」と申しておられるかたもおいででした。

さて私の感想は、ディズニーランドとどう違うの?!っていう事です。
これはアートなアトラクションですね。

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ジェームス・タレルは認知心理学の手法を逆手にとって、奥行きを見せないようにする事で境界を異化させる。
それは日常生活を普通に過ごしている人にとっては平面に見えてしまう。
ちょっとしたずらしなのですね。
補色の効果や同時対比で色を際立たせるなんて言うのを体全体で感じさせているのですね。

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デ・マリアの作品は巨大な石の泥ダンゴ風を中心に神殿を造って見せていて、これも日常のスケールから逸脱した所に精神世界とのつながりを感じさせています。
一番一般的なのはモネの部屋ですが、ここでも見るものにズレを感じさせている。
わざわざ靴を履き替えさせて上履きにさせて、大理石の2センチ立法くらいの物が敷き詰められた(これは田窪恭治が金比羅山でも使った手法)空間で大きなモネの睡蓮を見せています。
靴を脱ぐと言う行為がちょっとした緊張を強いていて。白い空間が特別のような感じを与えます。

さて特筆すべきは白い服を着た人達。
これがこの場所の全てを支配しています。
建物を含んだ全てのものを著作権とみなして、触ったりもたれかかったりちょっとした話し声にも反応して、制止する人達。
驚きのある場所に入った後、誰かとその感想を喋りたいのにそれをいさめられる。
これもちょっとしたストレスです。
この人達がいなければ、アトラクションではなかったかもしれません。
とにかくアートなそぶりを強要する。

まあ安藤忠男の建物も非常に生理をかき乱す造りになてもいますから、それも頭に入れなくてはなりません。
壁は斜めになっていたりしますしつながりが判り難い。
ラビリンスと呼ぶにふさわしい。
人間は知らず知らずの内に垂直と水平を基準に生きていますから、ずらされる事によってかなりの気持ち悪さが残ります。

イメージ的にはクレタ島にあるクノッソス宮殿みたい。
特にデ・マリアの空間からタレルやモネの空間に至る斜路なんてそんな感じです。

とにかく神経が疲れます。
<未来世紀ブラジル>の球形の内側の手術室を連想してしまいました。

やっと開放された空間が途中にあるカフェですが、ここから見る瀬戸内海が現実とつながる唯一の場所として意識されます。

しかしここで売られる果汁70?の発泡飲料のデザインが又無機的です。
それにこれも意図的かもしれませんが、ジュース類を入れるコップがガラスでもいいデザインなのにプラスチック。

とにかくずらしてくれます。
やはり日常からズレまくるアートなアトラクション。
ディズニーランドとなんら変わることはありません。

只ディズニーはエンターテインメントということで一般受けしますが、こちらは物見高い人達で無いと受けません。(笑)


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