
昨日は朝から神戸にレオナール・フジタの壁画展を観に行って来ました。
藤田嗣治の1928年に書かれた大作です。
縦横3メートルにもおよぶ作品が4点。
1992年フランスのオルリー空港近くの倉庫で丸まった状態で発見されたという。
それまでは紛失していたといわれていた。
それを6年の歳月をかけて修復されたそうです。
なんともいえない真珠の粉を混ぜたといわれるような肌や乳白色が美しい。
フジタといえばあの線画的な絵が印象的ですが、あの線があんなに力強い物と初めて今回認識したしだいです。
それにいくつかの国内に展示されていた壁画をあわせて、また「平和の聖母礼拝堂」の制作にまつわる展示となかなか興味深い展示でした。
小さな箱の装飾画や皿の絵付け、ドールハウスのような模型もなかなか見ごたえがあってよかったです。
この壁画は今回が日本での最後の展示になるといわれています。
これからはフランス、エソンヌ県で展示されるのでしょうか。